アドラーの「勇気」 100万部突破!
「嫌われる勇気」と言えば、2013年に出版された
岸見一郎先生の著作ですが、アドラーブームの火付け役と
とも言える本だったかと思います。
今日、赤羽の本屋さんをブラブラ歩いていて、何気なく
売れ筋ランキングの棚を見てみると、何と「第3位 嫌われる勇気
100万部突破」となっているではありませんか!
未だに売れ続け、100万部とは凄いですよね。
単なる一読者ではありますが、少々感動しました。
当時、「嫌われる勇気」というタイトルの不思議さにも誘われて
購入し、内容も読みやすく且つ面白い為、一気に読みました。
そして、その後何度も振返って見ています。
この中に散りばめられている数々の名言、なかなか心に
グッとくるものがあります。
・人生は極めてシンプルである。ただあなたが複雑にしているだけ
・人間の悩みは「対人関係」の悩みである
・人は「変わらない」と決めている
・何を持っているかではなく、持っているものをどう使うかである
・過去が現在を決めているのではない。トラウマなど存在しない
人間が過去に意味づけをしているだけである
などなど、1つ1つがなるほどな~と言う感覚で受け止められ、まるで
ここに登場する若者になったかのように読みました。
さらに興味深いエピソードも多く紹介されています。
特に「赤面症が原因で交際相手を見つけられないの女性に対する
カウンセリング」エピソードも、非常に興味深いものでした。
「赤面症だから交際相手を見つけられない」のではなく、「結婚相手
を探して振られるのが怖い。だから相手を見つけないと決めている」
のだと言うのです。
そう、「振られてしまうというみじめな自分を避けるという目的」の
為に、自ら赤面症と言う症状を創り出しているのである、と。
このゆな展開は、かつて聞いたことない視点でであり、とても驚かされました。
しかし、とても新鮮で納得感もあり、これだけ本も売れたんでしょうね。
私も、会社の中で他の社員に勧め、組織課題や人間関係課題への対応策
の一つして取り上げ、課題解決の為の「勇気」を振り絞りました。
最近では、「幸せになる勇気」という本も出版され、これもまた面白い
です。
100万部も売れている自己啓発本、皆さんも是非読んでみて下さい。
きっと色々な「勇気」を持てるようになれると思います。